属・科・原産地
海王丸は、ギムノカリキウム属のサボテンで、その独特の美しさから人気のある品種です。育て方や特徴について詳しく解説します。
- 属: ギムノカリキウム属 (Gymnocalycium)
- 科: サボテン科 (Cactaceae)
- 原産地: 南アメリカ(ブラジル南部、ウルグアイ、アルゼンチン)
ギムノカリキウム属は、サボテンの中でも特に人気が高く、多くの品種が栽培されています。海王丸はその中でも代表的な種類の一つです。
海王丸の育て方
海王丸の育て方は、他のギムノカリキウム属のサボテンと似ており、比較的育てやすい種類です。
光
- 春~秋: 明るい日陰で管理します。直射日光は葉焼けの原因となるため避けましょう。
- 冬: 室内で管理し、できるだけ日の当たる場所に置きます。
水やり
- 生長期(春~秋): 用土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
- 休眠期(夏・冬): 水やりを控えめに行います。特に真夏は高温多湿に弱いため、断水気味に管理します。
温度
- 耐寒性: 比較的寒さに強く、5℃程度の低温でも耐えられます。
- 耐暑性: 高温多湿に弱いため、夏は涼しい場所で管理しましょう。
植え替え
- 頻度: 2~3年に一度、生長期の初めに植え替えを行います。
- 用土: サボテン用の土を使用します。
肥料
- 生長期: 薄めた液肥を月1回程度与えます。
- 休眠期: 肥料は与えません。
海王丸の特徴
- 球体: 球形の美しい姿が特徴です。
- 刺: 白い刺が密生し、綿毛のように見えます。
- 花: 春から夏にかけて、白い花を咲かせます。
その他
- 日焼け: 直射日光に当てると日焼けを起こしやすいため注意が必要です。
- 蒸れ: 高温多湿な環境は根腐れの原因となるため、風通しの良い場所で管理しましょう。
まとめ
海王丸は、その美しい姿と育てやすさから、初心者にもおすすめのサボテンです。上記に注意して、適切な環境で育ててあげましょう。
維持するには室内管理を推奨
サボテン実生や子株を増やすのに室内管理がとても良いです。
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- 健康や美容にも良い影響
- お部屋の空気を浄化して、心も体もリフレッシュ! 植物は、空気中の有害物質を吸収し、酸素を放出します。 リラックス効果も期待でき、ストレス軽減にもつながります。
- インテリアとしてもおしゃれ 何気に明るいので植物灯だけでも生活できちゃいます。
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置き場所のポイント
- 日光不足になると徒長や虫がわきます。
- 風通し: 風通しの良い場所を選びましょう。特に夏場は蒸れやすいので、風通しを良くすることが大切です。
- 室内管理であればサーキュレーターがお勧めです。天井から風を送れるエクメアがあります。
- 温度: 寒さには比較的強いですが、15℃以下にならないように注意しましょう。夏は室内なら高温多湿でも大丈夫ですが出来れば空調の効いた、風通しの良い環境で管理しましょう。
エクメア使用 メリット
- 空気の循環促進による蒸散の促進: エクメアは葉から水分を蒸散させることで、葉温を下げたり、根への水分供給を調整したりしています。サーキュレーターで空気を動かすことで、葉の周囲の湿度を下げ、蒸散を促進します。これにより、根腐りのリスクを減らし、植物全体の健康状態を向上させることができます。
- 葉の清潔維持: 空気を動かすことで、葉に付着したホコリや汚れを落としやすくします。葉が清潔な状態を保つことで、光合成効率が上がり、より美しい株に育てることができます。
- 温度・湿度の均一化: 部屋全体で温度や湿度が均一になるため、エクメアが快適に生育できる環境を作ることができます。特に、夏場の高温多湿な時期や、冬場の乾燥した時期に効果を発揮します。
サーキュレーターにとってのメリット
- 室内環境の改善: 植物の蒸散作用によって、室内の湿度が上がり、空気が乾燥しすぎることがなくなります。また、空気中の有害物質を吸収してくれるので、より快適な空間を作ることができます。
組み合わせる際の注意点
- 風向き: 直接葉に風が当たると、葉が傷んでしまうことがあります。風向きは、葉に当たらないように調整しましょう。
- 風速: 風速が強すぎると、葉が乾燥しすぎてしまうことがあります。弱めの風速から始め、様子を見ながら調整しましょう。
- タイマー設定: 長時間同じ方向に風を当て続けると、植物が偏って成長してしまう可能性があります。定期的に風向きを変えたり、タイマーを使って間欠運転にしたりすると良いでしょう。
増やし方
カキコと交配実生がオススメ
カキコとは?
カキコとは、植物の一部を切り取って、新しい個体を作る繁殖方法です。サボテンの場合、子株(カキコ)を切り取り、新しい土に挿して根を出させることで、親株と同じ品種の植物を増やすことができます。
カキコのメリット
- 短期間で増殖できる: 種から育てるよりも早く開花までたどり着ける可能性があります。
- 親株の特徴をそのまま引き継ぐ: 遺伝的に同一の個体を得ることができます。
- 手軽に増やせる: 特別な技術や道具は必要ありません。
カキコの取り方と植え方
- カキコの選定: 健康で成長している子株を選びます。
- カキコの切り取り: カキコと親株の境目を清潔なカッターなどで切り離します。切り口は乾燥させてダコニールなど滅菌消毒してから植え付けます。
- 植え付け: 乾燥させたカキコを、多肉植物用の土に浅く挿します。
- 置き場所: 直射日光を避け、風通しの良い明るい場所で管理します。
カキコの注意点
- 切り口の乾燥: 切り口が腐ると、カキコが枯れてしまうことがあります。
- 水やり: 植え付け直後は土が乾き気味になるように管理し、根が出始めたら徐々に水やりの量を増やしていきます。
- 温度: 冬は室内に取り込むなど、寒すぎる環境は避けましょう。
カキコの成長
根が出て新しい葉が出てきたら活着したサインです。その後は、親株と同じように管理します。
花と交配・実生について
サボテンは、その可愛らしい花と丈夫な性質から、サボテン愛好家の人気を集める品種です。実生から育てることで、自分だけのラウシーを育て上げる喜びも味わえます。今回は、ラウシーの花と実生について、画像を交えながら詳しく解説していきます。
サボテンの花
花は、春に咲き、黄色の美しい花を咲かせます。花は比較的小さく、直径は1cmほどですが、その数は多く、株全体を覆うように咲く姿は圧巻です。
実生の魅力と注意点
実生を育てる魅力は、以下の点が挙げられます。
- 個体差を楽しむ: 実生から育てると、親株とは異なる特徴を持った個体を得られる可能性があります。花の色や棘の形状などが変化することがあり、コレクションとしても楽しめます。
- 成長の過程を観察: 種から芽が出て、少しずつ成長していく様子を観察することは、植物を育てる喜びを大きくしてくれます。
- 愛着が湧きやすい: 実生から育てた植物には、特別な愛着が湧きやすいものです。
一方、実生には以下の注意点も存在します。
- 時間がかかる: 実生から開花までには、数年かかる場合もあります。
- 発芽率が低い場合がある: 種の鮮度や蒔き方によって、発芽率は大きく左右されます。
- 手間がかかる: 小さな苗を育てるには、細心の注意が必要です。
実生の方法程度大きくなったら、個別ポットに植え替えます。
土づくり
おすすめの土の配合
- 市販の多肉植物用培養土: 水はけが良いものが多く、手軽に手に入ります。
- 自作:
- 赤玉土:小粒~中粒
- 鹿沼土:小粒
- パーライト
- バーミキュライト
- 川砂
- これらの材料を、赤玉土を多めに、パーライトやバーミキュライトを混ぜて水はけの良さを高めるのが一般的です。
ポイント
- 水はけの良さ: 根腐れしやすいので、水はけの良さは特に重要です。
- 通気性: 多肉植物用の培養土やパーライトなどを混ぜることで、通気性を高めることができます。
- 粒子の大きさ: 小粒~中粒の粒子がおすすめです。
- 植え替えのタイミング: 生育期である春か秋に植え替えるのが一般的です。
面倒臭いと思った貴方はサボテンや塊根用の土を買うと良いでしょう。
植替え手順と詳しい解説記事はコチラを参照ください。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。
水やり・肥料タイミング
サボテンの水やり
乾燥に強いサボテンですが、生育期にはしっかりと水やりをする必要があります。
オススメ水やり園芸用品 記事参照 コチラ
- 春と秋(生育期): 鉢土が乾いてから数日後にたっぷりと水やりをします。
- 夏: 蒸し暑いので水やりを控えめにして、月に数回、涼しい夕方に軽く水やりする程度にします。
- 冬: 断水気味に管理します。冬に水やりをする際は、天気の良い暖かい午前中にごく少量だけ水やりしましょう。
肥料
肥料は、春から秋の生育期に緩効性の固形肥料を施します。液体肥料も併用すると効果的です。本的に肥料は無くても良いのですが、成長期に液肥を希釈して与えた方が子株が発生と成長がはやくなります。
冬場のは肥料はいりません
活力剤
与えるタイミングと頻度は、以下のとおりです。
- 植物の元気がないとき
- 夏越し・冬越しをするとき
- 植え替えや剪定をしたとき
- 病害虫の被害にあったとき
- 生長の流れが良いとき
(BLACKWATER® ブラックウォーター 50ml【THE COMPOSTとの同時購入はコンボセットがお得です。】 植物 活力剤)がオススメです。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。
病害虫
基本的に害虫が付く事はは無く強い個体だと思います。
【ハダニ】
白、黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。
蜘蛛の様な糸を出します新芽や葉に潜み吸汁します。
繁殖も半端なく早いです。
ハダニに吸汁された箇所は斑点状になるか葉が黄ばみ、すぐ分かります。
そのまま放置しておくと落葉、周辺の植物に飛火
最悪の場合枯れてしまいます。
【アブラムシ】
アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスが植物の中に侵入し、病気を発症させます。
また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。
【カイガラムシ】
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
蟻が植物の近くに居る場合も注意。
蟻とカイガラムシは共存関係ですカイガラムシが蜜をあげる代わりに他の外敵から身を守ってもらっています。
繁殖力も高く植物の脇芽や付根辺りに良く居ます。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。
【ナメクジ】
梅雨や雨天時に多く出没
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
鉢底や多肉の根や掻き分けて入り込める隙間なら何処にでもいます。
少し食害されただけで、小さい株「多肉」の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。
多肉キラー
【ダンゴムシ】
柔らかい茎・根が大好物みたいです
花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。
ナメクジと同等の危険性、繁殖力が高く幼虫期は小柄の為基本何処にでもいます。
大切な黒法師アエオニウムを殺されてから親の仇の様に殺しています。
外で管理しており地面の近く、人工芝やマットの下、枯葉など彼らは何処にでもいます外で地植えや植物を置いている場合は注意が必要です。
多肉キラー
【バッタ類】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
お前は喰っているか?ではなく、僕のガーデンに滞在している時点で「メッサツシンゴクサツ」です。
殺虫剤などで弱らせ水攻めがオススメです見つけ次第殺してください。
作物の場合は防虫ネットも有効です。
【コガネムシ】
成虫が夏場に地中に潜り卵を産みつけてきます。
それも複数です。
幼虫は根を食害します、考えるだけで死に値します。
1度大きな鉢に卵を植え付けられた事がありオクラが死にかけました。
大鉢で大切な株を管理されている方はコガネムシが潜り込めない様な対策が必要です。
化粧石大粒など
あとは鉢を上から見た時に土の見えている面積を減らす。
株と鉢が丁度合うサイズなら土の面積が自然と減ります。
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