オペルクリカリア・パキプス 育成(特徴・水やり・日当り置き場・病気土づくり・増やし方)までを解説します。

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オペルクリカリアパキプスは葉盆栽の王様なゴツゴツした太い魅了される方は多いのではないでしょうか?

今回は、そんなパキプスの魅力に迫っていきたいと思います。

特徴

塊根部分は大きくなり複雑に隆起します。

成長期に水を幹にかけると茶色い薄皮の緑色の部分が見えるので成長は遅いが、塊根部分生命の伊吹や変化も楽しめる。

塊根部の成長は遅い

ベアルート(海外輸入の株)などから発根した物は成長速度は遅いので、旺盛に成長を楽しみたいなら実生株や挿木や根挿しの方が面白みがあります。

枝葉の展開はとても早い

小さな丸い葉が綺麗に展開し稲妻の様にギザギザ伸びます、枝は毎年旺盛に伸びますので、盆栽のように剪定し仕立て楽しむ事ができます。

”挿木”で容易に増やす事ができる。

根っ子(パワータンク・芋)

巷ではパキプスの根をパワータンクだとか芋とか言われており、高さのあるスリット鉢で管理する事でパキプスの根を増殖させて毎年掘り起こしては根っ子を採取して”根挿し”を行い殖やす事ができます。

日当たり・置場所

成長期 春〜秋

成長適正な温度は15度〜30度、植物が動き出したら成長期は直射日光に当ててあげましょう。

日当たりや風当たりが悪かったりすると、枝をよく伸ばしてしまいます。

休眠期

気温が10度下回ると葉を紅葉させ落葉、休眠に入ります。

明るい遮光された風当り日当たりの良い場所に置いて管理しましょう。

※休眠期前に外で管理すると紅葉が楽しめます。また違ったパキプスの一面が見られるのでお勧めですよ。

害虫も含めて置き場には注意してあげましょう。

室内管理もオススメ

観葉植物なので、やはり室内に置いて管理するのも醍醐味ですよね。

植物LEDと植物ファンをダクトレールで連結してコスパと場所をあまり取らないように工夫した植物棚の記事はコチラのを参照。

水やり・肥料タイミング

季節や気温によって水やりのタイミングを変える必要があります。

成長期

秋〜春までの成長期では土に指を入れて湿っていなければ水やりを行います。

鉢植えなら持ってみて水やり時の鉢より軽いなら水をタップリあげましょう。

休眠期

基本的には断水気味で管理しますが月1程度でお水をあげます。

その方が植物が目覚めてからの動き出しが良いと思います。

あまりに大量に揚げてしまうと根腐れしますので注意してください。

肥料

休眠期は基本的に肥料は無くても良いのですが、成長期に液肥を希釈して与えた方が成長がはやくなります。

成長期活力剤を観葉植物に与えるタイミングと頻度は、以下のとおりです。

  • 植物の元気がないとき
  • 夏越し・冬越しをするとき
  • 植え替えや剪定をしたとき
  • 病害虫の被害にあったとき
  • 生長の流れが良いとき

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有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

オペルクリカリア・パキプス

植物名 オペルクリカリア・パキプス

科名 ウルシ科

属名 オペルクリカリア属

生息場所

マダガスカル

オペルクリカリア・パキプスはマダガスカルの南西部に自生しています。

引用元https://ja.weatherspark.com/compare/y/143809~102576/東京都、トゥリアラにおける平均的な気候の比較

土づくり・仕立て

オペルクリカリア・パキプスは、なんの土を使っても大丈ですが、お勧めは水捌けの良い軽い土がお勧めです。

蒸れすぎると根腐れや球根部が心配なので大口のスリットポットや陶器鉢がお勧めです。

底石は必ず入れましょう。

あと、パキプスは根の展開が少ないのであまり塊根部露出して仕立てるとひっくり返るので注意しましょう。

植替え手順と詳しい解説記事はコチラを参照ください。

また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

病害虫

パキプスカイガラムシが付く時があります。

日頃の水やり時に葉っぱの状態は良く観察しましょう。

【ハダニ】

白、黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。

蜘蛛の様な糸を出します新芽や葉に潜み吸汁します。

繁殖も半端なく早いです。

ハダニに吸汁された箇所は斑点状になるか葉が黄ばみ、すぐ分かります。

そのまま放置しておくと落葉、周辺の植物に飛火

最悪の場合枯れてしまいます。

【アブラムシ】
アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。

アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスが植物の中に侵入し、病気を発症させます。

また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

【カイガラムシ】

3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。

蟻が植物の近くに居る場合も注意。

蟻とカイガラムシは共存関係ですカイガラムシが蜜をあげる代わりに他の外敵から身を守ってもらっています。

繁殖力も高く植物の脇芽や付根辺りに良く居ます。

カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

【ナメクジ】

梅雨や雨天時に多く出没

葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。

外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。

大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。

鉢底や多肉の根や掻き分けて入り込める隙間なら何処にでもいます。

少し食害されただけで、小さい株「多肉」の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

多肉キラー

【ダンゴムシ】

柔らかい茎・根が大好物みたいです

花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。

ナメクジと同等の危険性、繁殖力が高く幼虫期は小柄の為基本何処にでもいます。

大切な黒法師アエオニウムを殺されてから親の仇の様に殺しています。

外で管理しており地面の近く、人工芝やマットの下、枯葉など彼らは何処にでもいます外で地植えや植物を置いている場合は注意が必要です。

多肉キラー

【バッタ類】

イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。

お前は喰っているか?ではなく、僕のガーデンに滞在している時点で「メッサツシンゴクサツ」です。

殺虫剤などで弱らせ水攻めがオススメです見つけ次第殺してください。

作物の場合は防虫ネットも有効です。

【コガネムシ】

成虫が夏場に地中に潜り卵を産みつけてきます。

それも複数です。

幼虫は根を食害します、考えるだけで死に値します。

1度大きな鉢に卵を植え付けられた事がありオクラが死にかけました。

大鉢で大切な株を管理されている方はコガネムシが潜り込めない様な対策が必要です。

化粧石大粒など

あとは鉢を上から見た時に土の見えている面積を減らす。

株と鉢が丁度合うサイズなら土の面積が自然と減ります。

増やし方

挿木と根挿しで殖やす事ができます。

植物の増やし方基礎の記事はコチラを参考にしてください。

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