どうもエコライフです、今回はアガベ ユタエンシス・エボリスピナについて詳しく書きたいと思います。
アガベ ユタエンシス・エボリスピナ
特徴
人気を二分するチタノタ系とユタエンシス系その変種として登場したのがこのエボリスピナです。
ユタエンシスとエボリスピナの違い
自分自身も混同しており整理の意味でもこの記事を書きました。
ユタエンシスは葉の幅が広いです。
エボリスピナは葉が細く捩れやすい棘がアイボリー色。
更にエボリの棘が90度以上捩れたものが「陽炎」と呼ばれエボリスピナの中でも人気を誇ります。
詳細
学名:Agave utahensis var. eborispina (アガベ・ユタエンシス・エボリスピナ)
和名:アガベ ユタエンシス エボリスピナ
科名:キジカクシ科(クサスギカズラ科)
属名:リュウゼツラン属
種名:エボリスピナ
形態:多年草
原産地 アメリカ・カリフォルニア州ノパ山脈
エボリ実生や子株を増やす為、維持するには室内管理を推奨
- 「植物を枯らしてしまう…」そんな悩みはもう終わり! 初心者さんでも簡単に育てられる、植物育成LED照明。 お部屋に緑を取り入れて、癒やしの空間を。 特別な知識や手間は一切不要です。
- 一年中、いつでも美しい緑を、実生株をトライされている方、花付きや播種後の発芽率も全く違います。
- 季節を問わず、いつでも新鮮な緑を! 室内で、太陽の光を浴びたような環境を再現。 冬でも、お部屋で花を咲かせたり、ハーブを育てたり。
- 健康や美容にも良い影響
- お部屋の空気を浄化して、心も体もリフレッシュ! 植物は、空気中の有害物質を吸収し、酸素を放出します。 リラックス効果も期待でき、ストレス軽減にもつながります。
- インテリアとしてもおしゃれ 何気に明るいので植物灯だけでも生活できちゃいます。
- お部屋の雰囲気をガラリと変える、おしゃれなデザイン シンプルなデザインから、個性的なデザインまで、様々なタイプをご用意。 お部屋のインテリアに合わせて、お選びいただけます。
置き場所のポイント
- 日光不足になると徒長や虫がわきます。
- 風通し: 風通しの良い場所を選びましょう。特に夏場は蒸れやすいので、風通しを良くすることが大切です。
- 室内管理であればサーキュレーターがお勧めです。天井から風を送れるエクメアがあります。
- 温度: 寒さには比較的強いですが、15℃以下にならないように注意しましょう。夏は室内なら高温多湿でも大丈夫ですが出来れば空調の効いた、風通しの良い環境で管理しましょう。
エクメア使用 メリット
- 空気の循環促進による蒸散の促進: エクメアは葉から水分を蒸散させることで、葉温を下げたり、根への水分供給を調整したりしています。サーキュレーターで空気を動かすことで、葉の周囲の湿度を下げ、蒸散を促進します。これにより、根腐りのリスクを減らし、植物全体の健康状態を向上させることができます。
- 葉の清潔維持: 空気を動かすことで、葉に付着したホコリや汚れを落としやすくします。葉が清潔な状態を保つことで、光合成効率が上がり、より美しい株に育てることができます。
- 温度・湿度の均一化: 部屋全体で温度や湿度が均一になるため、エクメアが快適に生育できる環境を作ることができます。特に、夏場の高温多湿な時期や、冬場の乾燥した時期に効果を発揮します。
サーキュレーターにとってのメリット
- 室内環境の改善: 植物の蒸散作用によって、室内の湿度が上がり、空気が乾燥しすぎることがなくなります。また、空気中の有害物質を吸収してくれるので、より快適な空間を作ることができます。
組み合わせる際の注意点
- 風向き: 直接葉に風が当たると、葉が傷んでしまうことがあります。風向きは、葉に当たらないように調整しましょう。
- 風速: 風速が強すぎると、葉が乾燥しすぎてしまうことがあります。弱めの風速から始め、様子を見ながら調整しましょう。
- タイマー設定: 長時間同じ方向に風を当て続けると、植物が偏って成長してしまう可能性があります。定期的に風向きを変えたり、タイマーを使って間欠運転にしたりすると良いでしょう。
増やし方
エボリスピナは子株が芽吹く事は殆どありません。
胴切りや縦割りなどの成功例も全く無いので実状、種から増やす実生栽培くらいしかありません。
※他のアガベ系なら下の増やし方が有効なので参考記事を載せます。
カキコ(子株外し)
芽吹いた子株を外して植え直す手法です。
親株に付いている方が成長が早いです、しっかり成長させて根が出てから外すのをオススメします。
子株から根が出る前に外してしまうと失敗してしまう確率が上がるので根がない場合はしっかり乾燥させてから土に挿しましょう。
胴切り
胴切りの記事はコチラ
縦割り
縦割りの記事はコチラ
葉挿し
葉挿しの参考記事コチラ
日当たり・置き場所
エボリスピナは乾燥気味に管理する事をお勧めします多湿を嫌うのでなるべく外でなく室内で管理する事をお勧めしています。
外で管理する場合は遮光し、風当たりの良い場所に置きましょう。
害虫も含めて置き場には注意すること。
水やり・肥料タイミング
季節や気温によって水やりのタイミングを変える必要があります。
【成長期】
春~秋の成長期では土の表面が乾燥していたらタップリあげましょう
【越冬は無理】
屋外で越冬すと植物が枯れる危険があるので気温が5℃を切ってくるタイミングで室内に取り込んであげましょう。
気温が下がると成長が鈍化しそのため、水をあまり必要としなくなるので成長が止まったら冬場は断水気味に月1度くらいで丁度いいかもしれません。
※基本私は外で越冬させる事はありません鑑賞できない上に雪や寒さで植物が枯れます
枯れるまで行かなくても落葉してしまい、その後の処置が悪くて根腐れなんかも起こりますので外での越冬は辞めましょう
肥料
基本的に肥料は無くても良いのですが、成長期に与えた方が成長がはやくなります。
冬場のは肥料はいりません
液肥なら適切な濃度に希釈したハイポネックスを10日に1回与える。
または緩効性の置き肥を与えてください。
置き肥料の場合は植物に直接触れないよう、鉢の縁あたりにおきましょう、植物が肥料焼けします。
受け皿も白くなり易いので僕は液肥派です。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。
※小蝿が鬱陶しい場合は鉢ごと水にドブ漬けしましょう。
土づくり
水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。
多肉用サボテン用・塊根用の土がオススメです。
また必ず底石は入れましょう根の多い少ないで底石の量は変わります。
エボリスピナの根の展開が早くまた太い根を展開し易いので底石は少なめでOKです。
※室内管理での棚に沢山植物を乗せたい場合は鉢と土は軽めにしましょう。観葉植物土などは水を含むとカナリ重たくなりますのでお勧めしません。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。
塊根、サボテン僕の植替え方法の記事はコチラ。
病害虫
アガベの天敵はアザミウマです。
エボリスピナの場合は貝殻虫も付いている場合があり注意が必要です。
※虫を警戒するあまり強力な薬剤を成長点にかけない様にしましょう。
成長点が枯れるとアガベは実質終わりです。
死闘の末、アガベの害虫処理の方法は住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 1000mlを使うのが一番です。
すぐにアザミを沈静化してくれます。
しかし成長点の傷跡が残るので早めの発見と処置を願います。
【ハダニ】
白、黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。
蜘蛛の様な糸を出します新芽や葉に潜み吸汁します。
繁殖も半端なく早いです。
ハダニに吸汁された箇所は斑点状になるか葉が黄ばみ、すぐ分かります。
そのまま放置しておくと落葉、周辺の植物に飛火
最悪の場合枯れてしまいます。
【アブラムシ】
アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスが植物の中に侵入し、病気を発症させます。
また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。
【カイガラムシ】
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
蟻が植物の近くに居る場合も注意。
蟻とカイガラムシは共存関係ですカイガラムシが蜜をあげる代わりに他の外敵から身を守ってもらっています。
繁殖力も高く植物の脇芽や付根辺りに良く居ます。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。
【ナメクジ】
梅雨や雨天時に多く出没
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
鉢底や多肉の根や掻き分けて入り込める隙間なら何処にでもいます。
少し食害されただけで、小さい株「多肉」の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。
多肉キラー
【ダンゴムシ】
柔らかい茎・根が大好物みたいです
花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。
ナメクジと同等の危険性、繁殖力が高く幼虫期は小柄の為基本何処にでもいます。
大切な黒法師アエオニウムを殺されてから親の仇の様に殺しています。
外で管理しており地面の近く、人工芝やマットの下、枯葉など彼らは何処にでもいます外で地植えや植物を置いている場合は注意が必要です。
多肉キラー
【バッタ類】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
お前は喰っているか?ではなく、僕のガーデンに滞在している時点で「メッサツシンゴクサツ」です。
殺虫剤などで弱らせ水攻めがオススメです見つけ次第殺してください。
作物の場合は防虫ネットも有効です。
【コガネムシ】
成虫が夏場に地中に潜り卵を産みつけてきます。
それも複数です。
幼虫は根を食害します、考えるだけで死に値します。
1度大きな鉢に卵を植え付けられた事がありオクラが死にかけました。
大鉢で大切な株を管理されている方はコガネムシが潜り込めない様な対策が必要です。
化粧石大粒など
あとは鉢を上から見た時に土の見えている面積を減らす。
株と鉢が丁度合うサイズなら土の面積が自然と減ります。
生息場所
アメリカ・カリフォルニア州ノパ山脈
日中の平均最高気温は21℃からそれを若干上回る程度ですが、最も暑い真夏時には27℃以上になることもあります。冬場でも、気温がマイナスになることはほとんどありません。
https://www.visitcalifornia.com/jp/experience/weather-timing-your-visit/
気候的には安定した気候で温度は年間を通して、日本の夏の湿度だけ気を付けましょう。
ここまで記事を読んで頂き、ありがとうございました。
コメント